受験予定の中学校、2人同時となると4-6年生の春秋に計画的に学校説明会や見学に行っておいた方がよいという塾からのアドバイスを受け、9月頭に弟がパパと一緒に1校目の学校見学へ行った。本人的にはただ見るだけかもしれないけれど、実際に学校を見たり授業の様子などを見るとまたモチベーションも上がったりするかなということで。そして9月下旬に今度は私が姉を連れて我が母校の文化祭に行ってみた。実は我が母校、文化祭と言ってはならないというのが私が通っていた頃からの学校の方針で、どちらかというと研究発表会のような位置づけだ。卒業生枠で行こうとすると卒業生本人しか参加できないそうなので、受験生枠で事前に予約してみた。なんと約30年ぶりの我が母校は、最寄り駅の古い感じは当時と同じだが、駅の向かいや学校の隣に豪華な高層マンションが建っていたりして、当時の雰囲気が残っているような残っていないような。
構内の部活毎の催し物を見たり、学年毎の発表を見たり、私が所属していた弓道部も見学した。当時は弓道場が校庭にあったのが中学校の校舎の屋上に移設されたのだが、現在は高校の校舎の最上階にさらに移設されていた。顧問の先生が弓道のお作法について説明していたのだが、あれ、この声聞き覚えが・・・、当時新卒で入社したばかりの顧問の先生かも、ということで傍にいた別の先生に聞いたところ、やっぱりそうだった。懐かしいね~、でも校内を歩く中で知っているのはその先生だけ。30年の年月は長い。書道部の教室にも行き、そこで書道体験コースに参加。これがとても良かったらしく、書道部に入りたいそうだ。
人出が多かったこともあるかもしれないが、久々の母校は結構狭く感じた。私が成長したせいか、やっぱり物理的に狭いのか。35年前頃から当時の院長先生が、これからは女性も仕事をして海外にどんどん出て活躍する時代だと言い、英語教育に力を入れていた。今でこそ女性が仕事をするのは当たり前になりつつあるが、35年前はまだそうではなかった時代。私の就職活動もまだ女子は一般職で結婚までの腰掛け、男子は総合職と分かれていた。今だったら差別だとかコンプラ違反と言われそうな状況だったが、先人たちが少しずつ切り開き、20-30年の時を経て少しずつかわり今の時代につながってきているけれど、院長先生は当時にしては、また先生の当時のお歳を考えても先見の目があったのかなと思う。私立は学校長先生の考え方が教育方針や校風に大きな影響を与えるような気がするので、追々学校説明会にも参加して現在の校長先生のお話を聞いてみたいと思った。これから子供たちが予測不能な時代を生きるためにどんな教育が必要と考えて実行しているか聞いてみたいと思っている。ちなみに今年は年末に久々に104回生の同窓会が企画されているようで、これはこれで楽しみだ。